CHORD Electronics(英国・コード)は、Choralシリーズのラインアップとして、ステレオパワーアンプリファイヤー「Etute」を発売いたします。
フラッグシップ DAコンバーター DAVEの持つ驚異的なトランジェントと S/N、低歪みの再 生能力を100%スピーカーに伝えるため、設計概念を根本から見直し、コンパクトな筐体か らは想像しがたいほどの高いパフォーマンスを実現しました。
Blu MkII&DAVEが学びを与えてくれた・・・Etude(=学び / 練習曲)というネーミングには、 CHORDの絶えない情熱と温故知新の技術が表されています。
主な特徴
- Blu MkII & DAVE デジタルプレイバックシステムに最適化されたステレオパワーアンプ
- 新開発デュアルフィードフォワードテクノロジー搭載
- 従来比 10 倍となる超ハイスピード増幅回路
- 小型軽量ながら高出力な再生能力 ・ブリッジ接続が可能で、モノーラルパワーアンプとしても機能
- 航空機のブラックボックス技術に基づいたウルトラローノイズ冷却ファンを搭載
フィードフォワードテクノロジー搭載
Etudeには、CHORDのパワーアンプ史上初となる「フィードフォワードテクノロジー」が 搭載されています。ネガティブフィードバック(NFB/ 負帰還)が起こった事象の結果を受けてから補正を行うのに対し、フィードフォワードは入力信号を監視して回路上に起こりうるエラーを予め予測し、エラーの起こった信号に対して逆相で合成することで最終的に理想的な特性を獲得する画期的な技術です。
CHORDでは、Robert Cordell氏開発の回路設計をベースにし、片チャンネルあたり4つのネガティブフィードバックと2つのフィードフォワードを実装することで、超高速なスルーレートを実現しています。
この結果、DAVEが持つ驚異的なトランジェント、S/N、低歪みの信号をストレートに増幅し、スピーカーをドライブすることが可能となりました。
小型軽量ながら高出力な再生能力
Etudeでは、DAVEなどと同様なコンパクトなアルミ削り出しボディーながら、高効率なスイッチング電源技術SMPS と、CHORDオリジナルのMOSFETをチャンネルあたり 8基使用して います。 航空機のブラックボックスに使用されるウルトラローノイズの冷却ファンをヒートシンクも兼ねる筐体に組み込むことで放熱対策を施し、片チャンネルあたり 150W(4Ω)という高出力を実現しています。
分岐ケーブルを使用しブリッジ接続でモノーラルパワーアンプとして使用した場合は300W(4Ω)出力となります。
製品仕様
入力端子 | RCA アンバランス × 1系統 |
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XLR バランス × 1系統 | |
出力端子 | スピーカー出力 × 2系統 |
出力電力(ch) | 150W(4Ω・ステレオ時) / 300W(4Ω・ブリッジ時) |
周波数特性 | 5Hz – 100kHz +/- 0.5dB |
チャンネルセパレーション | 95dB以上 |
入力インピーダンス | 100kΩ Unbalanced/Balanced |
入力キャパシタンス | 30pf以下 |
出力インピーダンス | 0.02Ω |
出力インダクタンス | 2.6μH |
サイズ | 340W × 65H × 145D mm(突起部含まず) |
質量 | 3.5kg |
発売日:2018 年11月16日