Timelord(タイムロード)| 「質の高い音楽環境があるライフスタイル」をコーディネートするオーディオシステムカンパニー。
“素敵な音楽があふれる空間”がもたらすクオリティー・オブ・ライフの向上を提案し、優れた再生技術とデザイン性を併せ持ち住環境にマッチするオーディオシステムをご紹介いたします。

Blu MkII 生産完了品

Blu MkII
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※掲載画像イメージと実物とは色合いなど異なる場合があります。
 実物を優先いたしますので、あらかじめご了承ください。

CD誕生から35年目の衝撃

世界的に大ヒットを続けているD/AコンバーターDAVEに引き続き、英国CHORDからアップスケーリングCDトランスポートBlu MkIIが登場しました。本機にはDAVEを凌ぐ最新鋭の高性能FPGA(プログラミング可能な集積回路素子)が採用され、「Mスケーラー」と呼ばれるアップスケーリング・アルゴリズムを搭載。
100万タップ長を超える驚異的演算精度により、まさに前人未到、真の16ビット解像力を実現するに至りました。
デジタル音声データはMスケーラーにより最大768kHz(CDの場合は705.6kHz)にアップサンプリングされ、デュアル同軸伝送でDAVEに送り込まれます。
長年のコレクションを死蔵させることなく、ハイレゾファイル再生に劣ることのないフレッシュな感覚で、いま改めてCDを聴く歓び。
最後の究極的CD再生システムの誕生です。

CHORD史上最高スペックのフィルターアルゴリズム

およそ20年前、CHORDはDAコンバーター「DAC64」とCDトランスポート「Blu」を組み合わせ、合計5つもの計算素子を用いたCD再生システムを発売し、当時としては画期的な1000タップのフィルターによる音楽再生を実現しました。

人間の知覚限界を超え、ほぼ完全なアナログ量を再現するためには100万以上のタップ数を要することが、CHORDのデジタルテクノロジーコンサルタントのロバート・ワッツにはわかっていましたが、演算素子の制約上、1000タップが限界値でした。

そして時が経ち、アルゴリズムのさらなる洗練と高度化にIC技術の進化が追いついてきたことで、満を持して着想時から思い描いてきた100万タップフィルターアルゴリズム「Mスケーラー」が「Blu MkII」において具現化されたのです。

強力な心臓部が実現する驚異のアップスケーリング

念願の100万タップフィルター「Mスケーラー」を搭載したこのBlu MkIIにおいて、その膨大なアルゴリズムの心臓部となるのは、桁外れの容量・演算速度を誇るFPGA 「Xilinx XC7A200T」です。
FPGA内部では、528ものDSP(Digital Signal Processor)が並列に駆動し、驚異の 1,015,808 タップを実現しています。

この「Mスケーラー」を用いて、最大16倍のアップサンプリングを施し、失われてしまったアナログ量をCHORD独自のアルゴリズムによって蘇らせます。

また、アップスケーリングトランスポートとして設計された本機には現在のデジタルファイル再生を幅広くサポートする入出力が装備されています。
これによって、Blu MkIIはCDトランスポートの枠を超え、超高精度単体アップサンプラーとしてもご使用いただくことが可能です。

前人未到の分解能

Blu MkIIは同社のフラッグシップDAコンバーター「DAVE」と組み合わせることによって、その能力を最大限に活かし、極限まで分解能を高めた類稀なデジタル再生システムとして真価を発揮します。

DAVE本体には、「Mスケーラー」の元となるアップサンプリングセクションが組み込まれていますが、複雑かつ膨大な信号処理はトレードオフとして甚大なノイズを伴います。アナログ回路を備えるDAVEでは、そうしたノイズの発生に十全に配慮し、一定の制限の中でフィルター設計が施されています。
一方Blu MkIIでは、アナログ回路は存在しないため、トレードオフへの配慮は不要となり、処理能力を存分に極限まで高めることが可能です。

Blu MkII内で最大768kHzまで高められたデジタル信号が、デュアルデジタル伝送※2によってDAVEに入力されると、DAVE側では高負荷なセクションをバイパスし、非常に高効率な処理が可能となります。
さらには、100万タップ超えの理想的なアップサンプリングを施されたデジタル信号が最適化された状態でDAコンバーターに入力されることによって、DAC側の負荷は格段に減り、ノイズが劇的に減少するという相乗効果を生み出します。
結果としてBlu MkII とDAVEの組合せは常識をはるかに超えた変換精度を現実のものとし、これまで聴いたことのないような情報量で原音を蘇らせることができるのです。

※2デュアルデジタル伝送とは:音声データを2本のデジタルケーブルを使って伝送する手法。伝送規格の上限を超えたデータを送ることが可能。

主な特長
・Robert Watts により新開発された WTA M-Scaler テクノロジープログラムを、 強力な演算能力を持った FPGA Xilinx XC7A200T に実装
・740 もの DSP が稼働し、フィルタータップ長は驚異の 1,015,808 タップを実現。
・最大 705.6kHz のアップサンプリング伝送を実現し、DAVE と組み合わせた際に最大のパフォーマンスを発揮するよう設計
・BNC インプットを備え、独立した高性能アップサンプラーとして使用可能。
・シンプルな機能に一新されたスタイリッシュなトップパネル
・Blu/Codaで採用されていたCDドライブと全く同一設計のメカを新採用。メカシャシーはCHORDオリジナルで製作
・高密度アルミブロックから削り出された高剛性シャシー
・CHORDのアイデンティティである高速スイッチング電源SMPS

本体カラー
シルバー / ブラック

製品仕様

2 x デュアルBNC同軸 176.4k~768kHz/24bit2 x デュアルXLR AES 176.4〜192kHz/24bit1 x USB(B端子) 44.1k~768kHz/16〜24bit、DSD64〜256/1bit

デジタル出力 1 x BNC同軸 44.1k~192kHz/16~24bit
デジタル入力 1 x BNC同軸 44.1k~192kHz/16~24bit
ディザ切り替え ディザオンで低遅延モード
サンプリング周波数変換 2倍 / 4倍 / 8倍(シングル接続)、4倍 / 8倍 / 16倍(デュアル接続)
サイズ W335 x H105 x D170 mm
質量 3.7 Kg

発売日:2017年 5月 20日

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